人間の皮膚の色は千差万別です。色の白い人は、多少強く照射しても、皮膚の表面での反応がほとんどなく、毛根だけをしっかりと破壊することができます。色の黒い人は、表皮にたくさんのメラニンがありますから。注意深く弱めに打たなければなりません。1度では毛根が破壊しきれず。少し毛が生えてくることもありますが。2回目以降の処置になったとしても、トラブルを起こさないことのほうが大切だと私は考えます。一人ひとりにぴったりのレーザーを照射する。それは、レーザー機器を使い慣れて初めてできる微調整です。クリニックに来てレーザーの処置を受けた患者さんは、色素性疾患と脱毛を合わせて、すでに1万5000人を超えますが、実に多様な皮膚の色があるといつも思います。こうして数多くの患者さんに接してきたおかげで。今ではその人の皮膚に適したレーザーの調節が、かなり詳しくわかるようになりました。これは決して教科書にはないことです。脱毛専用のレーザーは、もともとアメリカで開発され、白人用につくられたレーザー機器なのです。それを日本人に適用するためには、多くの経験と知識が必要です。シミや傷痕が残ってからでは大変。医療レーザー脱毛を受ける人は、レーザーと皮膚の微妙な関係をよく知っているクリニックを、ぜひとも選んでください。